海外への出張が多い方や長期滞在を予定している方、あるいは世界一周旅やワーホリ、留学を予定してる方など、海外にいる時間が長い方はWiseというサービスを活用されることをおすすめします!
Wiseを活用すると、現地通貨をお得に引き出すことができる、お得な手数料で決済ができる、様々な通貨を簡単に両替できるなどメリットが多いです。
Wiseアカウントの開設はこちらからできます。
紹介経由での入会に限り最大75,000円分の送金手数料が無料になるクーポンが付与されるため、こちらからWise開設を行うとお得です。
「海外行く人はなんか皆作ってるから作っておくか~」ととりあえずWiseを開設することは全くもって問題ありませんが、どのようなメリットがあるのか正しく理解しておくことは重要となります。
それではWiseについて、その仕組みやメリットについて解説します。
Wiseってなに?
Wiseは一言でいうと、日本円(JPY)だけでなく世界50か国以上の通貨を同時に一括で保有・管理できる銀行口座のようなイメージです。
また、発行手数料1,200円がかかってはしまいますが、通常の銀行口座と同じようにデビットカードを作成することができ、決済手段として使用することや現地ATM より現地通貨の引出しが可能です。
Wiseのメリット
Wiseのメリットは主に5点あります。
一つ一つ解説していきます。
- 海外事務手数料が安い
- 現地通貨を現地ATMから手数料無料で引き出すことができる
- 約50通貨の保有・主要10通貨の銀行口座情報の取得が可能
- 銀行口座への送金手数料が安い
- 口座維持費・年会費無料
海外事務手数料が安い
海外でのカードによる決済において、Wiseはクレジットカードと比較して手数料面でお得です。
日本で発行したクレジットカードは海外では本来の料金に加えて海外事務手数料がかかります。
その手数料は国際ブランドによって異なり、以下の表の通りです。
国際ブランド | 基準レート | 海外事務手数料 |
---|---|---|
Visa(ビザ) | Visaインターナショナルが定めるレート | 1.60〜2.20% (カード会社によって異なる) |
Mastercard(マスターカード) | Mastercardがインターナショナルが定めるレート | 1.60〜2.20% (カード会社によって異なる) |
JCB(ジェーシービー) | JCBが定めるレート | 1.60〜2.04% (カード会社によって異なる) |
American Express (アメリカン・エキスプレス) | 主要な外国為替相場情報からAmerican Expressが選択した 銀行間レート | 2.00% |
Diners Club(ダイナースクラブ) | 指定金融機関の為替相場 | 1.30% |
一方、Wiseの手数料は、”日本円⇒各国の通貨”への両替時に両替手数料が発生します。
この両替手数料は、「①通貨毎の口座間における両替時」あるいは「②Wiseデビットカードによる決済で発生する両替時」に発生します。
どういうことなのか、以下の場合を考えてみます。
①について、例えば決済以前にWise内の日本円(JPY)口座からWise内のアメリカドル(USD)口座に資金を移すときに両替手数料が発生し、アメリカドル(USD)の支払い時にはこのアメリカドル口座から決済されるため手数料はかかりません。
②について、例えば、日本円(JPY)口座のみ保有している場合、アメリカドル(USD)による支払い時に自動で日本円(JPY)⇒アメリカドル(USD)に両替され、このとき両替手数料のみが発生します。
説明が長くなりましたが、要するにWiseの両替手数料がクレジットカードの海外事務手数料にあたり、この両者を比較すればどちらがお得なのか判断できるということです。
では、Wiseの代表的な通貨の手数料を見てみましょう。(日本円⇒各通貨への両替時)
※両替手数料は変動します。以下表の値は2023年5月18日現在のものです。こちらで最新のものを確認できます。
通貨 | 両替手数料 |
---|---|
米ドル(USD) | 0.62% |
ユーロ(EUR) | 0.61% |
英ポンド(GBP) | 0.62% |
中国人民元(CNY) | 1.18% |
豪ドル(AUD) | 0.59% |
通貨により変わるものの、クレジットカードよりWiseの方が圧倒的にお得であることが分かるかと思います。
現地通貨を現地ATMから手数料無料で引き出すことができる
キャッシュレス化が進んでいる国でも最低限の現金は必要となります。
Wiseデビットカードで海外のATMから現地通貨の現金を引き出すことができます。使い方はクレジットカードの海外キャッシングと全く同じです。
クレジットカードのキャッシングの手数料は割高ですし、空港等での通貨両替の手数料も高いです。
一方、Wiseデビットカードであれば、合計3万円未満であれば月2回まで手数料無料となります。
3万円未満/月 | 3万円以上/月 | |
---|---|---|
2回まで/月 | 無料 | 3万円以上の出金分に対して1.75% |
3回以上/月 | 1回の出金当たり70円 | 70円+3万円以上の出金分に対して1.75% |
約50通貨の保有・主要10通貨の銀行口座情報の取得が可能
約50通貨を保有することができ、いつでも両替がアプリ内で可能です。
また、先述の通り発生する両替手数料は通貨により異なりますがいずれも非常にお得なものとなっています。
また、2023年5月18日現在では以下の10通貨について、口座番号をはじめとした銀行口座情報を持つことが可能で、支払や送金だけでなく外部銀行口座からの受取も可能となります。
米ドル、英ポンド、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、シンガポールドル、ルーマニアレイ、カナダドル、ハンガリーフォリント、トルコリラ
海外口座を開設したような使い勝手となるので、この10通貨については手数料無料で送金を受け取ることができます。現地で働くなどして得た現地通貨の資金を日本円に両替したい場合、Wise口座へ一旦入金したあと、日本の銀行口座へ送金することにより、手数料を抑えることができます。
銀行口座への送金手数料が安い
Wiseは銀行口座への送金もお得に使えます。
送金時の通貨が異なる場合、為替レートと手数料に基づき最終的な受取額が算出されますが、これもWiseが優位となります。送金パターン毎に受取額のシミュレーションがこちらのWise公式ページで確認できます。
口座維持費・年会費無料
Wiseは口座維持費・年会費無料です。ただし、Wiseデビットカードの発行手数料が1,200円かかります。
そのため、デビットカードの発行手数料を除けば作って損はないのがWiseといえます。
Wiseの始め方
Wiseアカウントの作成
以下より、口座開設ページへアクセスし、メールアドレスを入力後、図の赤枠で囲っている”手数料無料で海外送金する”をクリックする。(いきなり海外送金をするようなページにいくわけではありません。アカウント開設のページへ進んでいきます。)
なお、紹介経由での入会に限り最大75,000円分の送金手数料が無料になるクーポンが付与されるため、こちらからWise開設を行うとお得です。
Wiseデビットカード作成の申込
画面の手順に従いアカウントの開設が完了したら、”カード”タブよりWiseデビットカードの申請を行う。
この際、送付先の住所とカード発行手数料1,200円が必要となります。
Wiseの注意点
大きい金額の決済・保有には適していない
Wiseの決済限度額は一般的にクレジットカードと比較して低いです。
そのため、大きい買い物をするときや大きい額の現金が必要な場合には、Wiseは適していないでしょう。
詳しくはこちらを参照ください。
また、100万円以上の金額を保有し続けると凍結することがあります。
Wiseはあくまで流動性の高い通貨間のハブの役割として活用しましょう。資産をプールする用途には適しません。
海外転出届とマイナンバーカードには注意
初回送金時の本人確認にはマイナンバーカードが必要です。
ただし、2023年5月現在では、海外転出届を出す場合はマイナンバーカードを返納する必要があります。そのため、海外転出届の提出前にWiseの本人確認を済ますことに注意しましょう。
\ 記事が良いと思ったらサポートしていただけると嬉しいです /
コメント